大収穫！

イタリアワインのセミナーに出かけてきました。
イタリアワインの試飲会には出席しても、「セミナー」
にはあまり出たことがないのと、会場がいつも一緒に
ワインの勉強会をしている

武蔵浦和にある北さんのお店
イタリアン・レストラン
「アズーリ」さんだったの出席してきました。

イタリアワインの銘醸地「ピエモンテ州」の
「ロエロ」地区でワイン造りをしている
「カッシーナ・キッコ家」の当主「マルコ氏」の
テースティング・セミナーです。

「ピエモンテ州」といえば
「ワインの王、王のワイン」と呼ばれる「バローロ」と
その弟分「バルバレスコ」が圧倒的な存在感を
しめしている産地です。

その「バローロ」のある「アルバ地区」から川を
挟んだ反対側に「ロエロ」地区がありますが
その２大巨頭の前に「ロエロ」という地区は
もうひとつ知名度の上がらない産地になって
いるのです。

この「カッシーナ・キッコ家」はワイン造りを始めて
約３０年ほどと歴史は浅く、「バローロ」などの
有名畑は所有してなく「ロエロ」地区にだけ
畑を所有しているそうです。

日本のインポーターさんが、今回
「カッシーナ・キッコ」を訪問し、このワイン質の高さに
比べてマイナー地区なせいか苦戦している
この蔵元のワインを売り出すために大量オファーを
かけたそうですが、カッシーナ・キッコ家も
それにこたえて、大幅な値下げを敢行したそうです。

この「ユーロ高」でワインが軒並み値上げになって
いる中の「値下げ」はかなりの決断です。

価格もさることながら、テースティングをすると

ここの一番自慢の白ワイン
「ロエロ・アルネイズ」のなんて酸味と果実味にあふれ
ミネラル感のある爽やかさでどれだけでも
飲めそう！うまい！

また一番の発見は
「ネッビオーロ・ランゲ」
このネッビオーロ、ほとんど「バローロ」」の
味わい！
しかも価格は２１００円！！！
バローロだったら最低でも５０００円以上の価格が
つくだろうというクオリティー。

勢いあまって
その場でオーダーしてしまいました。
（そんなことしているのは私だけだったみたい・・）
私の目の前に座ったやはりいつも一緒に勉強している
同業のＩ氏は
「８０％と決めているけど、明日冷静になってから
仕入れを決める」といたって冷静。
（真似できないなぁ・・）

ワイン名に優先されてしまって、埋もれている名品。
そんなワインまだまだあるのですかね。
大発見のセミナーでした。

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