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高嶺の花

この時期は秋に入荷するワインの「インデント」注文で
ひたすらワインリストとにらめっこなのです。
インデントとは海外ネゴシアンにある在庫に、日本の
ワインインポーターが小売店から注文を取って、
オーダーをするという仕組みで、注文してから
ワインが届くまで3~4ヶ月かかります。

ひとつのインポーターが10社以上のネゴシアンの
取引をしており、その各社が数多くのワイン在庫を
を持っているため、リストをダウンロードした後
膨大なワインリストとの格闘が始まります。
集中して見てもひとつのインポーターのに
2時間くらいかかります。

本来はこの作業も割りと楽しいものだったのですが
今日などは出るのはため息ばかり・・・

度々、このブログでも伝えているように
「ユーロ高」や「北米、中国などの消費増」などなどに
より「信じられな~い!」(日ハム・ヒルマン監督調で)ような値上がり方をしているのですが、
今回の届いた値上がり幅は
「もう買うワインが見つからない」お手上げ状態です。

例えば半年前、6千円程度で仕入れられた
ボルドー格付けワインが、1万円を少し切る程度に
まで跳ね上がっていました・・・

来年、「史上最高額の取引」といわれた
「ボルドーの2005年」も
市場に出てまいります。
10万円を超える「第1級5大シャトー」などは
いったい誰が買うのでしょうか。

現在、ボルドーではワインの見本市
「ヴィネクスポ」が開催されています。
おそらくここで「2006年第1級シャトー」の
「プリムール価格」が決まると思いますが
今日もユーロはさらに上がっていますし
あまりにも行き過ぎた価格は、
ワインコレクターは別にしても
一般ワイン消費者から敬遠されてしまうのでは
ないでしょうか。
どちらにしても第1級シャトーなどは高嶺の花に
なってしまったなぁ・・・

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