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原点

しばらく品切れしていました「酒かす」ですが、本日
入荷いたしました。
今回届いたのは、昨日のブログでも書きました
静岡の「開運」の酒かすで、今回は「大吟醸」
かすを出していただきました。

実は、私にとって「開運」さんは地酒の出会いの
原点といえる酒蔵さんなのです。

今から25年ほど前、静岡市の現在「ワイン・インポー
ター」としても有名な「ヴィノスやまざき」さんで
修業をさせていただいておりました。

「やまざき」さんで働かせていただく前に
酒類専門学校で「酒造り」の勉強はしていたのですが
「やまざき」の社長のさんが
「実際の酒造りを知らないことには、お客さんに
説得力がないよ」とおっしゃられ
「開運」さんに頼んでいただき住み込みで
「蔵元体験」をさせていただいたのです。

ちょうど今と同じ1月下旬でした。
まだ暗い時間に起床し、米を蒸した後、
米をそれぞれ「麹室」や「仕込み蔵」までダッシュで
運んだり、麹室では麹が均一につくように
米の攪拌作業をしたり
また「大吟醸」造りにおいて
究極まで磨いた「米」をストップウオッチを使って
「秒」単位の洗米だったり、極めつけの
「大吟醸」の「麹」造りのために杜氏さんは
夜中、1時間毎起きて「麹蓋」の作業をしているのに
は本当に驚かされました。
今でもひとつひとつを鮮明に覚えています。

午後からの酒道具の掃除なども終わり
大仕事が一段落すると、しぼった酒から「酒かす」を
取り出す作業をするのですが、
「酒かすって、こうやってできるのかぁ」と
妙に感心して作業していました。
今日、酒かすが届いたのえお見て、久々に
思い出しました。

その当時から「能登杜氏四天王」といわれていた
「波瀬正吉」氏と、たとえ一週間とはいえ
ご一緒できたことは今でも私にとって
「宝物」の体験になっています。

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