「名勝負の陰にはライバルの存在あり」
スポーツの世界ではよく言われることですが
遂にワイン会でも・・
一流ワイン愛好家が集結しての今回のワイン会。
テーマはブラインドでは鉄板ネタ
「フランス VS ニューワールド」
今までに何度もこの企画はやっていますが
今回はワインのレベルも
そのワイン選びに費やした時間も
過去最高。
お客様の悶絶する姿が
飲む前から想像できる難問ばかりです。
いや~ホントに今回のワイン会は
心待ちしてましたぁ!
まずは「泡モノ」でスタート。
名門「テタンジェ」に対し
その「テタンジェ」がカリフォルニアで造る
「ドメーヌ・カーネロス」
しかも米国最高の「ブラン・ド・ブラン」とも
言われている「ル・レーヴ」。
このワインのインポーターさんからも
「いやぁ~難しくって簡単には当てられないっすねぇ」
と、お墨付きをもらっている難問ですが
それでも出席者のほとんどが「テタンジェ」を的中。
さすがだぁ・・見破ぶらてしまった。
しかし、ごく一部の一流ワイン愛好家が
「ル・レーヴ」に
「素晴らしいシャンパン香がしている」とか言っちゃてて
キレイにトラップに引っ掛かり撃沈。
その中には毎度お馴染み
「ミスター・ブラインド」N様も・・
そしてお次はシャルドネ。
シャルドネはニューワールド界の「マー君」
「キスラー」
対するは
「ピュリニー・モンラッシェ・フォラティエール」
このテーマの時、「キスラー」何度も使っていますが
「ブルゴーニュと間違える度、100%」なので
「マー君」=「負け知らず」なのです。
それでも今回は半数以上の方が
「ピュリニー」を当てました。
さすがだぁ。
あれれれれつ!?
ここでもN様はじめ一流ワイン愛好家の
S様。I様などが「2連敗」ですかぁ?
最初、ひと口飲んだだけで「わかった!」
と言って「ガクト様」かとと思ってたのに・・・
ほんでもって
いよいよクライマックス
ピノ・ノワール
ここのワイン選びに一番の時間を使ってきました。
ニューワールドなら限りなくブルゴーニュに近い味わいで
ブルゴーニュならなるべく果実味たっぷりで
ニューワールドと錯覚するような味わい
今月上旬にカリフォルニアの試飲会で見つけたのですが
「畑」違いのワインを何度も何度も往復して選んだのが
「リトライ」の最高の畑「ハーシュ・ヴィンヤード」
そしてブルゴーニュは「アンリ・ジャイエ」のお弟子さん
「シャルロパン」の「ジュヴレ」
これまた撃沈続出。
普段「ピノ好き」と豪語する方々のショックは如何ばかりか・・
もはや「一流ワイン愛好家」というより
「ワインの知識だけ、やたらと豊富なただのワイン好き」
ですかね。
最後は「カベルネ」ではバレバレになりそうなので
ここは「ローヌ」で「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」
最高の生産者
「シャトー・ボーカステル」で
しかし、その対抗馬に悩んでいたら
インポーターのYさんが
「そんな企画でしたら、もうリストには載せてないのですが」
と、特別に「1998年」モノの熟成したのを
譲っていただきました。
豪州の
「ダーレンベルグ」の最高レンジ
そんなこともあって
「9割」の方が撃沈
まさかとは思ったが
N様、S様は「4・連・敗!」
「1勝3敗」なんて方も続出。
N様、一週間前は「レジェンド」なんて
言われていたのになぁ・・
今回私はというと最初からアドレナリンが出まくって
テンションが超ハイに。
それもこれも
ワインをこよなく愛していただける方々が
いらっしゃるおかげでございます。
ライバルがいる限り
もっともっとワインに精進しなきゃですねぇ。
おっといかん、
ライバルではなく大切なお客様でしたねぇ。
すっかり、忘れてました。
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