「復活」とかけましてぇ・・

先週末は、「お久しぶりの」
ドクターズワイン会でした。

てなわけで今回は
「復活というテーマでワイン選んでね」
という難問な「お題」をいただいちゃいました。

ひと月ほど思案を重ねた結果
「無理やり復活」とか「こじつけ復活」とか
まぁなんとか、「合わせ技１本！」という感じで
ワインも決まり、いつものようにブラインドで。

まずはシャンパンで乾杯

ＲＭの「ガストン・シケ」をはじめ３０社の仲間で
最上のキュヴェを「スペシャル・クラブ」という
共通のエチケットで造られているものです。

「ガストン・シケ　スペシャル・クラブ　２０００」
（別にこれは「復活」にはなんの関係もなし・・）

そしてここから、はじまり、はじまりぃ～

まずはニュージー・ランドの
「リッポン・リースリング」

私のブログのコメンテーター「ひげ様」は
先月、大切な奥チャマのバースデーをうっかり
忘れちゃったらしいので
かつてワイン会の時の雑談で
ハネムーンで「リッポン・ワイナリー」を訪れたという
情報を仕入れていたので
（私は本来の職業は私立探偵があっているのかもしれない・・）

ご夫婦の仲が新婚当時に「復活」するようにとお出しするも
イメージわかずか「フランスのリースリング」を答えて撃沈！

続いて「第２回ワイン会」以来、数年ぶりに「復活」した
ぶどう品種「ヴィオニエ種」。

その時は、フランス、コート・デュ・ローヌの
「コンドリュー」でしたが今回は

カリフォルニア
「カレラ　ヴィオニエ」

これはイージー・ワインかと思っていたのだが
時間が経つにつれて、ライチの香りが広がってきてしまい
大方が「ゲヴェルツトラミネール」になっちゃいました。

ここは軽く当ててもらい気分良くなってもらいたかったのになぁ・・

お次はブルゴーニュ２種

最初は
一時、低迷していたドメーヌが「復活」をとげた

「ジャック・プリュール」の
「ボーヌ・プルミエ・クリュ・シャンピモン　２００８」

そして長らく「フェヴレ」に貸し出していた畑が
契約が切れ２００４年から戻ってきて「復活：して造られるようになった

「ワイナート誌」の表紙を飾った
「フレデリック・ミュニエ」の
「ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ
クロ・ド・ラ・マレシャル　２００６」

ここから黒系赤ワイン３種。

まずは「Ｓ様」に「第１回リベンジワイン会」で
痛い目にあわされたワインを「復活」

南イタリア、アリアニコ種で造られる

「タウラージ　リゼルヴァ　２００４」

もっと野性味の強い味わいかと思っていたら
非常になめらかな味わい。
パーカー氏も「９３点」をつけています。
ほぼ全員が「カベルネ・ソーヴィニヨン系」

自分としてはオーソドックスにワインを選ぶ
「正解率」があがって皆様に喜んでもらうつもりが
「私ひとり喜び」状態になってきちゃいました。

野球で例えると、無欲の投球をしていたら
７回を投げ終えて、まだひとりもランナーを出しておらず
あと６人でパ－フェクトという感じでしょうか。

お次のワインは「復活」とは関係ないのですが
つい最近入荷したワインを出すことに。

「スペイン」のトップワイナリー

「ベガ・シシリア」が「トロ」の産地で作る

「ピンティア　２００６」

ここで「復活」というテーマもなく、漠然とこのワインを選んだのが敗因。
全員に「スペインワイン、テンプラニーニョ種」と当てられてしまった。

野球でいえば、あと６人から
す～っと、ド真ん中にストレートがいってしまって
痛恨のホームランを打たれてしまったような感じでしょうか！

正解発表の後、全員で「万歳三唱！」
まるで映画「三丁目の夕日　“６４」の
ワンシーンを観ているようでした。

最後のワインは「復活」に最もふさわしいワイン。

このテーマが決まって、まずネットで

「ワイン　復活」　と検索したら
ヒットしたのが

「日本のサントリーが買収して見事復活を遂げた
シャトー・ラグランジュ」

とあったので、思わず仕入れてしまった

「シャトー・ラグランジュ　１９９６」

これはサーヴィス問題かと思いきや
私の意に逆らうかのように、ほとんどの方が
「ボルドー右岸」

今日はことごとく、かみ合わないなぁ

帰り際、「Ｍｒ．ブラインド」こと「Ｎ様」がひとこと。

「今日は痛み分けだな」

ワインを楽しく飲むために始めたこのワイン会も
いつのまにやら、
かなりの痛みをともなうハードな会のようです。

次回は、節目の「第２５回」です。
もう、ネタもキッチリ仕込んでありまっせ！

“