最近になって「物忘れ」や「固有名詞が出でこない」など
の症状が顕著にみられるようになってきましたが、
先日はまたどんでもない思い違いで大恥をかいてしまった。
私がワイン雑誌や専門誌で、興味深く読むのが
ワイン・ジャーナリスト「Y氏」のコラム。
先日、拝見したコラムの中でも
「傑出したヴィンテージ」と前評判の
「2009年産ブルゴーニュ」のことを書かれていた。
「2005年」「1999年」「1990年」「1985年」と
並ぶ偉大な年になりそうだ。
そこでY氏のおすすめしているのが
「偉大な年には、安いキュヴェを購入すること。
いい作り手はACブルゴーニュでも同じように手をかけているから」
当然、偉大な年は「村名クラス」でもかなりの価格となる。
今のところ他のヴィンテージと比べて
10~15%くらい値上がりしそうだということだ。
私も「2009年産」はまだ2アイテムほどしか飲んでいないが
素直にぶどうの出来の良さを感じさせる。
Y氏は新年早々、2009年産の
「ベルナール・モローのブルゴーニュ・シャルドネ」を開けて、
「素晴らしい!あまりの美味しさに何度もリピート注文した。
年が明けてからデイリーなワインはこればかり飲んでいる」
と絶賛されていた。
「お~、これはすぐに注文しないと完売してしまうぞ!」
と、すぐにインポーターに電話。
すると、
「うちはベルナール・モローは取り扱ってませんけど・・」
「え~!!!?なんでぇ、この前、2006年の購入したよぉ!」
と、自分が発した言葉の数秒後に間違えにきづく
私が電話した「A社」のは「ベルナール・モレー」だった
「ベルナール・モロー」は「M社」の取扱だったのだ。
「ベルナール・モレー」は「Bernard Morey」
「ベルナール・モロー」は「Bernard Moreau」
エチケットもこんなに違うのに・・・
普通なら間違えようがないのになぁ・・
老化がかなり進んでいるのかも。
M社にかけ直し、注文するも09年は予約ですでに完売。
無理やり頼んで1ケース譲ってもらった。
確かに強い主張はないが、酸も厚みも果実味も
ちょうどいい。いくら飲んでも飲み疲れないバランスのよさ。
Y氏も「こんなヴィンテージばっかりだったら
ブルゴーニュは天国だ」、というのも頷ける。
ワインを飲みながら、オーダー間違えを考えると
これは老化ではなく、元来の人間性の問題かもしれない・・・
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