お客様のところにワインの配達に伺ったら「シャトー・ムートン・ロートシルト1996」の空き瓶を見つけました。
なんでも2人ですでに2本飲んでいたらしいのですが
「もうちょっと飲みたいなぁ」ってことでこのムートンを
あけてしまったそうです。
このムートンを飲むのが目的ではなく、勢いで
飲んでしまったというものです。
私が「さんざん酔っ払ってから、飲んだんじゃもった
いなかったですね。後10年から20年くらいたって
からの方がよかったですねぇ」と言ったら
「でも人に差し上げたわけじゃないし、おいしく飲ん
だからいい。第一そんなに待ってられない!」
との返事。
とかく飲み頃にこだわり過ぎてしまう傾向が
私の中にもありますけど、お客様のように
「おいしく飲めた時が飲み頃」というのも、もっとも
だよなぁと、つくづく感じさせらました。
「もったいなかった」という感覚がまったく、ないのか
「よかったら空き瓶あげる」と言われ、よろこんで
店頭のウインドウに飾らせていただきました。
こういう思い切りがワインを飲む時には
必要なんですよねぇ・・・
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