二日連続の試飲会です。
しかも今日は3ヶ所。
朝の10時過ぎに「新橋」のホテルに到着。
すると、まだ開場して20分くらいなのにものすごい人。
どうやら今日はこの近辺で5箇所の試飲会が開かれているそうだ。
そんなわけで、どちらさんも早仕掛けのようです。
早く来たのはいいけれど、このインポーターさんは
アイテムが多い。多すぎるのです。
180近くあるので、まともに試飲していると
午後からのセミナーに集中力を欠くので、
さらっ~と試飲していたら、イタリアワインのコーナーで
≪有料試飲コーナー≫
という場所に目がいった。
「おっ!『メッソリオ』に『レディ・ガッフィ』だ!」
どちらも「メルロ種100%」の
まさにスーパー・トスカーナの両横綱。
(どちらかが朝青龍というわけではありません、念のため)
躊躇無く、「飲みま~す!」とお支払い。
こうなったら、もういけません。
試飲じゃなく、もうゆったりと飲んじゃってます。
どちらも甘く柔らかいタンニンと舌触り、
そしてとてつもなく長~い余韻。後引く味わいです。
もうひとつの「アマローネ」にも手を出そうと思ったものの
マジでセミナーに支障が出ると思い我慢して会場を退出。
新橋のビジネスマンのランチ時に赤ら顔で有楽町に向かい
次のインポーターさんの事務所で30分ほど試飲して退出。
そして今日のメイン・イベントのセミナーに帝国ホテルへと向かう。
この3氏が一堂に会するというのは
おそらくフランス国内でも稀有なことだと思う。
まして日本では・・
そのせいか有名ワインジャーナリストの先生方もご参加されていました。
「サロン」のデュポン氏は4年ぶり
「フェヴレ」のフェヴレ氏は10年ぶりにお目にかかります。
一番楽しみにしていた「ルフレーヴ」の「アンヌ・クロード・ルフレーヴ氏」は
体調を崩されて輸出部長の方に変更になっていました。
テースティングしたのは右からこの3本
「サロン 1997」
「ピュリニー・モンラッシェ・フォラティエール 2007」
「シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ 2007」
「シャルドネとピノ・ノワールの哲学」というテーマだったので
難しい内容でしたが
「気候」「土壌」「人」そして「こだわり」と
直に生産者の話を聞けたのはワインを飲み以上に
貴重な体験でした。
ルフレーヴの輸出部長さんは、わざわざ「フォラティエール」畑の
「土壌」を持参されていました。
この石灰質がしっかりとしたミネラル感を産み出し、
そして長期熟成が出来る酸味をもたらすそうだ。
フェヴレ氏はおもしろいエピソードを語ってくれました。
「日本のワインマーケットは短い期間で大きく成長した。
しかも、ワインを楽しむ方が非常にワインの知識に優れ成熟している。
フランス人は、シャンパンは白ぶどうだけで造っている人が
本当に多いんですよ。」とおっしゃっていました。
社交辞令かもしれませんが、うれしい気持ちになりますね。
たっぷりと2時間セミナーを聞いて
今日はジ・エンド。
「ひとりプレミアムワイン会」の一日でした。
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