電光石火

日曜は久々のピーカン照り。

これは外出しなきゃと
思いついたのが
またしても「東京競馬場」

ＧＷに１５年ぶりに来たばかりというのに
長いこと禁煙をしていた人が、また吸い出したら
止められなくなるのと一緒だろうか？

今日は「Ｇ１」の「安田記念」。
でも今日のは単なるＧ１でなく

「ウォッカ」、「ディープスカイ」という
２世代「ダービー馬」が対決するのだ。

「どうしてもナマのこの２頭が見たい！」

という気持ちが抑えられなり

「１２０００円を１２万円にして返すから」と
妻から強引に、自分の分の
「定額給付金」を強奪し、出発！

この５００ｍの長い直線で今日はどんな
ドラマが繰り広げられるのであろうか。

私と同じような衝動にかられた輩が多いためか
前回来たＧＷの時とは観客の数も熱気も
全然違っていた。

すぐ隣にいたカップルが
「先週のダービーの時より人が多いなぁ！」
と呟いていた。

どのスポーツだって、みんなヒーローが見たいのだ。
（ウォッカはヒロインだけど・・・）

ちょうど到着した時が、８レース前

パドックを見た時に

一番最初に目に入ったのが

先週、念願のダービー・ジョッキーとなった

「横山典騎手」

「ノリ！ダービーおめでとう！！」の
声援が飛んでいた。

そのノリの乗っている馬名が
なんと「トーセンペトリュス」という馬

これは、ワイン関係者の私としては
買わなくていけないという指名感にかられ
運試しもかねて
「トーセンペトリュスの単勝１点勝負！」

レースは猛烈な追い込みも僅かに届かず２着・・

「ふ～ん・・・まぁ、いいや。でもこれで
ペトリュスときて、ウォッカへの『お酒馬券』の確率が
グ～ンと高くなったな！」と自分に言い聞かせる。

９レース、１０レースも順調（？）に馬券はハズして

さて、いよいよ安田記念！

パドックはもう身動きがとれないほどの超混雑！

そして「ウォッカ」登場！

物凄いカメラのシャッター音が鳴り響く！！（私もそのひとり）

牝馬と思えぬ風格、どっしりと落ち着いていて
まさに威風堂々！

そして昨年のダービー馬
「ディープスカイ」

こちらも場対はさらに迫力がある。

武豊騎手と四位騎手が跨ると
いよいよ臨戦態勢。
一気に周りの雰囲気も緊張感が高まってきた。

安田記念は例年、荒れるＧ１として知られている。
１番人気はこの１０年勝ったことがないし、
ダービー馬が揃った時は
「両雄並び立たず」というデータがあり
どっちかがこけるのだが

「この２頭だけは、そんなデータも関係ないだろ！」と

１着　「ウォッカ」
２着はこの秋には凱旋門賞も狙っているという
　　　「ディープスカイ」
３着に先週のダービーで１番人気ながら惨敗した
　　　岩田騎手の「スマイルジャック」
　　　岩田騎手といえば、昨年の安田記念でこの
　　　「ウォッカ」で勝っているし、ディープスカイの
　　四位騎手だって、もともと四位騎手はウォッカで
　　ダービー・ジョッキーになってるんだもんなぁ・・
　
　　その他、一ヶ月前に弟に先にＧ１を勝たれてしまった
　　昨年一番人気だった藤岡兄の「スーパーホーネット」
　　そしてダービー・ジョッキー横山典に敬意を払って
「カンパニー」への３連単勝負！

そこそこ人気になっている香港馬だけど
　　ワインの世界では近年、香港市場が勢いが
　　凄いけど、競馬までそうはいくかと消し！

レースは最後の直線、
ウォッカが閉じ込められ出てこれない時は
ほぼ観客全員が悲鳴に近いものだったが、
その数秒後、絶叫へと変わった！

馬券は相変わらずのセンスの無さで
当たらなかったが、ゴール直前のウォッカの
衝撃に興奮！！感動！！

その余韻に浸りたく
表彰式やインタビューまで
しっかりと見てきました。

そしてその後の放心状態で
最終レースで負けの分を取り戻そうとも
まさに「火に油」

「兵どもが夢の跡」

麻生総理、「定額給付金」
１分半でなくなちゃいましたぁ。

みなさんは有意義に使いましょう！

帰宅後、妻から強烈な罵声を
浴びせられたのは言うまでもありません。
“