昨日のNHK「クローズアップ現代」は衝撃的な
ワイン・リポートだったですね。
「フランスのワイン農家の危機」というテーマは
始まる前から強い関心が持っていました。
「原産地呼称」である「AOCワイン」の表記が
地元フランスでも理解しにくく、「ぶどう品種」表示の
新大陸ワインにシェアを圧迫されているという話は
以前ブログにも書きましたが、
有名ワイン・ショップでは40%までもが新大陸ワインに
なっているといのは、ちょっと驚きました。
ラベル表記というレベルではなく
価格競争という波にワインの本場フランスでおきていて
「ワインはフランス産でなきゃ」
という感覚はもうなくなりつつあるんですね。
(逆に日本人の方がその意識は強いかも・・・)
しかも毎年「パリ市内」の面積のぶどう畑が
消滅しているそうだ。
ごく一部の有名ワインや産地を除いては
厳しい状況がレポートされていた。
代々続く生産者が廃業に追い込まれ、
樹齢の長い木が引き抜かれる現状・・・
しかし、これは何もワインに限った話ではない。
我が国、日本も多くの「酒蔵」が廃業に追い込まれて
いる。
わが町「熊谷」も現在は「直実」さんの一軒だけに
なってしまった。
こういった伝統や文化、今後どうやって
残し、伝えていけばいいのだろうと思います。
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