８月下旬の声を聞くと「ヌーボー」の申し込み締め切り
が迫ってきます。
毎年思うことですが、３５度以上の気温の中で
「ヌーボー」の仕入れ予測をするというのは、
自分の中で気分が高まっておらず、
「はたして今年は何ケースぐらいオーダーしようかと」
いつも悩みます。
こういった「一瞬」しか輝かない商材というのは
僕の場合、イマイチ苦手です。
ワインというのも「熟成」という大きな魅力があるという
のに、それを逆手にとった売り方をするわけですから
と
このワインだけはマイナス思考になっちゃいます。
と、これだけ言うには過去に当然失敗したことが
あるからです！
もう２０年以上前でしょうか？
（すっかりヴィンテージは忘れてしまいましたが）
その当時としては、空前の
「ボジョレー・ヌーヴォー・ブーム」になって
一日で仕入れた分が品切れ、どこの店も
店頭にヌーヴォーがなくなった年がありました。
その翌年、その倍近くを仕入れたのですが
ブームとあって、生産者も強気になり価格が
急激な上昇！確か４０００円以上したように
記憶しています。
一年前に「ヌーボーってどういうものなんだろう」と
購入した方も、４０００円以上出してまで
買うワインではないと、販売は急落、在庫の山。
その年は、自分で買って人にあげたり、自分で
飲み干したという苦い経験があるのです。
それ以降、まだ一度も仕入れの見込み違いを
したことはありませんが、今年に入って
新しいインポーターさんとの取引が増えたため
「ヌーボー」の案内が一気に増えました。
ひとつのインポーターで５社以上のヌーヴォーを
取り扱っているところもあり、３０アイテム以上の
ヌーヴォーの案内が届いていました。
例年、取り扱っているのも含めて
ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーを２アイテム
南仏ヌーヴォーを２アイテムで、今年は
取り組もうかなぁと考えています。
特にボジョレーの方は、かなり高めですが、
有名生産者の方のを入れてみようと思っています。
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