毎度お馴染み「ミスター・ブラインド」N様。
そのN様が役員をつとめるお食事会のお手伝いでした。
ほとんどの方々がワインに精通されていませんが
N様にお付き合いということでもちろん
ブラインドでございます。
しかしN様、
「え~ブラインドなの~」
と、いつになくノリが悪い。
どうやら前回のワイン会で、
ドツボの「4連敗」をきっしたのを
まだ引きずっているもようです。
そんなことはおかまえなしで、
まず一本目のシャルドネ。
ワインに詳しくない人からも
「これは美味しい」と絶賛の声があがっております。
「ピュリニーモンラッシシェ」のスペシャリスト
「ルイカリヨン」の「シャンカネ」に
N様ときたら
「酸がしっかりとあり、樽の風味もあって余韻も長く感じられ‥」
と完璧なコメントながら何故か、
「これはカリフォルニア」。
「‥‥」
完全にスランプでございます。
「あ~5連敗だぁ~」。
N様の嘆きがむなしく響きます。
N様の大好きな西武ライオンズ状態といったとこでしょうか。
その後のピノ2アイテムも
「ブルゴーニュ」としか答えようとしません。
いつもの三振覚悟の思い切ったフルスイングで
「村名や生産者」まで言い当てようとしません。
どうも私が故意にチラッと見せておいた
キャップシールの色が気になっているみたいで
「味わいはブルゴーニュなんだけど
ブルゴーニュで緑色なんてないよなぁ・・」
迷いが生じっちゃってます。
「空振り」をおそれてバットに当てにきている
バッティングされてもなぁ・・
「レギュラー剥奪」の「ベンチ入り」かと思っていたところ
次のワインで「スペインのテンプラニーニョ」で
(実際は「スペインのモナストレル」)で
「ボテンヒット」が生まれ息を吹き返し
最後のワインでは、
ズバリ「これはタナ種だぁ」で
大逆転ホームラン。
実はN様、過去に2度このワイン完璧に
「タナ種」と答えていて
今回もパーフェクト解答。
2度あることは3度ある
またしてもブレずに大的中!
当たった瞬間、「当たって嬉しいブラインド!」
と狂喜乱舞していたのは
言うまでもありません。
「ミスター・ブラインド」の面子を保った
「ミスター・タナ男」様でございました。
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