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深いいい話~♪

今宵はさいたま市で定例のワイン勉強会

今回は持ち寄りワイン会ではなく

山梨県勝沼町「中央葡萄酒」さんの「F」さんに
講師としてワインバーにお越しいただいての
勉強会です。

待望の「2012年」がいよいよリリースの運びとなりました。

去年の夏・秋のことを思い出してみてください。

9月末、いや10月になっても
「30度」を超える日が続き
しかも雨がほとんど降らない

その時から今年の国産ワインは
過去最高のヴィンテージになるだろうなぁと
思っておりました。

今日初めてその「2012年」の畑ごとのワインを
飲み比べてみましたが
はやり期待通りのぶどうのポテンシャルの高さを
どれも感じます。

特に素晴らしかったのが

「自社畑」「垣根仕立て」で造られた

「キュヴェ三澤 甲州」

ほとんどテクニックを必要としないほど
ぶどうのポテンシャルだけで
造られた極上の甲州でした。

今後、「熟成」ということも視野にいれて
このワインを見守りたいとFさんも
熱く語っておられました。

当然のことながら少量しか造られてないので
思わず私もその場でワインを予約してしまいました。

「ワイン・オブ・マスター」の
「ジャンシス・ロビンソン氏」に認められ
今でこそ、世界に認知されつつある「甲州種」ですが

Fさんによれば
過去に(といってもこの10年内のこと)
相当辛い経験をされたんだそうです。

白ワイン醸造の世界的権威である「デュブルデュー教授」の
コンサルティングを受けて造られたワインが
某公営放送のカメラが入り全国放送されたそうです。
その放送された醸造法は当時、日本のラベルに表示されるには
認められていなかったそうで
お国から「ワインとしての販売禁止」か「破棄処分」の
通達を受けたそうです。

そんなことをしていたら
日本のワインの将来はないと
現在お亡くなりなった日本ワイン界の大先生をはじめ
本来ならライバル会社でもある
大手ワイン会社の重鎮の方々が交渉にあたったお蔭で
決定が覆り、そしてワインも破棄処分されることなく
「ワイン」として販売できることになったそうです。
(今ではどこの国でも白ワイン造りに取り入れられている方法なんですが・・・)

ワインの味わいについて語りあうのも楽しいですが
生産者から直接お話しを伺うのは
さらにワインが楽しくなるような気がしますね。

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