大宮のワインバー「M」さんで
定例のワイン会。
今回「開店7周年」ということで
お祝いをかねてのワイン会なのですが
「私に飲ませてみたいワインを
ブラインドでご持参ください」
と、なんとも「ドM」なメールが届きました。
それならばと
先日入荷したばかりで
私も飲んでみたかった
「ドメーヌ・ルロワ」の「アリゴテ」を。
「死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン」の
著者「山本氏」もワインブログの中で
飲んだ全員が「シャルドネ」と間違えるほど
と書かれていましたが
はたしてどんな結果になるんでしょうか?
まずはHさん持参の
「クリスタル 1989」で乾杯!
幸せだなぁ~
そして私のアリゴテから始まる
ブラインド開始。
一番左のアリゴテ以外は
紅茶のような濃厚系の色調です。
どうやら、真っ当なワインでは
なさそうな雰囲気です。
まずは私のアリゴテは
やはり全員が
ブルゴーニュのシャルドネ。
「還元香」「樽熟成」「酸の強さ」と
「ミネラル感」が皆さんを混乱させたみたいです。
「ルロワ」のアリゴテと知って一同納得。
一発目からかなり難問でしたかね。
しかし次からはさらに難問
というかマニアック過ぎるワインが並びます。
まずはKさんが持参したワイン
(ちなみにKさんは某有名インポーターにお勤めです。)
全員ブルゴーニュのシャルドネと答えるも
「アペラシオン」はバラバラ。
私はボーヌの1級畑と答えましたが
答えは
「ルイ・ジャド」のなんと
「モンラッシェ」の「サンプリング」
サンプリングとは
樽熟成の最中に、樽の中から抜き取って
「SO2」も添加しないまま
ボトリングしたものだそうです。
商品になる前のワインということで
「エチケット」も「瓶」の
通常のモノとは違うのが使用されています。
商品化されたものなら通常7万円するワイン。
ちょうど一年前に
プライベートワイン会で
「ルイ・ジャド」の「モンラッシェ」を
飲んでいますが、全く別物に感じました。
よくワイン専門誌などで樽から抜き取った状態で
点数評価されていますが
よく判断できるもんだなぁ
しかし、インポーターさんならではの
ある意味、超レアワインでした。
そしてさらに難問は続き
シェリーのような香りと味わいのワインは
なんと
日本の「シャトー・メルシャン 1971」
40年前の「甲州」でした。
ワインの生命力にただただ驚かされるばかりです。
最後はこれまた難問。
「ビオ臭」、「ノンフィルター」状態を
プンプンさせているのですが
白ワインなのにオレンジ系の色調で
なぜが「タンニン」を感じてしまう白ワイン。
なんじゃこりゃ!
と思ったら
なんとブルゴーニュの王道
「プリューレ・ロック」さんが
少量だけ生産している白ワイン。
なんでも赤ワインと同じ製法で
造っているんだとか・・
皆さん「祝福」の仕方が
なかなか手荒いですなぁ・・
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