自粛ムードの中でしたが、先日のワイン会は
多くの方にご参加いただきました。
ワイン会も「101回目」となり
テーマも初心に帰り「ぶどう品種」特性です。
いつも「ブラインド」でワイン会をおこなっていますけど
今日こそ、このブラインドの面白さ&破壊力が
発揮できるときはない!と
始まる前から、ちょっとイレ込み過ぎです。
(ちなみに競馬の世界では、このイレ込みがキツイ馬は
ほとんどいい結果に結びつきませんが、さてワイン会では・・・)
まずは「テタンジェ」で乾杯!
お次は本日の仕掛けワイン第1弾
「シャトー・メルシャン 甲州きいろ香ワイン」
6割強の人が、大正解。
皆さん、さらっと「甲州種」と答えられるって凄い
テースティング能力です。(これホント)
そしてお次はシャルドネ2種。
ひとつは、カリフォルニア・シャルドネの象徴
「キスラー・シャルドネ・ノワゼッティエール」
そしてもう一本は、軽~い衝撃を与えた
「シャトー・メルシャン・プライベート・リザーブ
北信シャルドネ」
僅か2700本だけ造られたレア物ですよ。
ほとんどの方が、ブルゴーニュでしかも
「ムルソー」と答えた方が多かった。
間違いというより、このワインが素晴らしいのです。
そしてこの日、一番の見せ場がやってきました。
私も館林市にある「レストラン・ツカサ」さんで
食事をした時に、シェフが
「ブラインドで飲んだら
ピノ・ノワールと間違えちゃいますよ!」と
出していただいたワイン
「シャトー・メルシャン・山梨ベリーA」
そうです、日本の誇るぶどう品種
「マスカット・ベリーA種100%」ワイン。
しかも、ピノ・ノワール種と皆さんに答えさせるために
わざと、「ブルゴーニュ・グラス」でサーヴィスしたもんだから
ひとたまりもありません。
皆さん、完璧にピノ・ノワールと思い込んじゃってます。
結果はもちろん、全員玉砕!
皆さんにワインを見せるときの
ビリビリビリとアルミ箔を破る快感といったら・・・
そしてさらに同じくブルゴーニュ・グラスで注いだ
「ムーラン・ナヴァン シャトー・デ・ジャック」
もちろん、ボジョレーなので「ガメイ種」
最後はちゃんとピノ・ノワールも
「オレゴン」の「ドメーヌ・ドルーアン」
3本ともブルゴーニュのピノと答えた
「一流ワイン愛好家」の方までいたので
しばし、口がアングリ状態になっておりました。
最後のワインにいたっては
ここまできたら最後も国産で〆だろうと
ほとんどの方が
「メルシャン 桔梗ヶ原メルロ」というお答え。
しかし、最後はイタリア伝統派の造り手
「ピオ・チェーザレ」の「バローロ 2004」
もちろん「ネッビオーロ種100%」
私の洗脳によって一流ワイン愛好家の
テースティング能力はすでに壊れ、
疑心暗鬼を生じる事態に。
あわや私との人間関係をそこなうとこでした。
「初心に帰る」つもりだったのに
やっぱり競馬同様イレ込みすぎでしたかね。
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