祭りの後で

ワイン関係者にとっては、なんとも
賑やかなこの２日間でした。
ボジョレー・ヌーボーに他に当店では南仏のヌーボーも
取り扱ってまして、例年ならボジョレーよりも数日前に
南仏ヌーボーは到着しているのですが、今年は
フランス国内の港でのストライキが発生し
ボジョレー・ヌーボーより１日遅れの入荷となってしまい
おかげでこの２日間は朝から遅くまで
「ヌーボーづくし」の１日となりました。

１軒、１軒お届けすると
まるで年賀状が届くのを待っていたような
リアクション。

私よりもよっぽど楽しみ方を知っているなぁ、と
感じます。

普段はやたらと、眉間にしわをよせて
「このワインの香りはなんたらかんたら
味わいは余韻はなんたらかんたら」
と、飲んでしまいがちですが

やはりこのワインだけは
理屈抜き、味わいがどうかとか問題外
楽しく飲むのが大前提というのを
今年はつくづく実感しました。

昨年は、過去最高の出来だったというのに
過去最低の輸入量、今年は昨年ほどの出来には
及ばないものの、輸入量は微増だとか。
不思議なもんです。

各地でまた「カウントダウン・パーティー」も開催された
ということらしいですし、有名な「温泉スパ」では
「ヌーボー風呂」も話題になったとか
（これはいささかやりすぎの感はありますが・・・）

ワインで多少なりとも「お祭り」気分として盛り上がれるのは
「ヌーボー」にかなうものはないですね。

私もそのお祭りに気分にひたろうと帰宅すれば
「寒いから湯豆腐」ということらしいので
日本酒熱燗という、モチベージョンが最後の最後で
下がってしまいました・・・