さいたま市のワインバー「Mさん」のところで
恒例のワイン会です。
今回のテーマは前回に引き続き
「ブルゴーニュ赤」。しかも今回は
「モレ・サン・ドニ&シャンボールM」
という最も好きなテーマです。
各自がそのテーマに沿ったワインを持参するのですが
ワインを生業にしている連中だけに
もちろんワインがかぶらないように配慮しなければ
ならないですが、お互いにいつも微妙な
駆け引きが発生いたします。
持参したワインをブラインドで出されたものの
「このワインは多分、自分の持ってきたワインだなぁ・・・」
と、思うとワインのコメントを「決め打ち」してしまうのですが
見事にはまれば、痛快なのですが
大恥かくことが結構あるんですよ。
それと、おひとりMさんの指令を受けて
そのテーマに反したダミー・ワインを持参して来る者
いるので、その犯人が誰なのかそして何のワインかを
考えながら飲まなければなりません。
ほとんどトランプの「ダウト」状態です。
ということで質問は
「モレ」と「シャンボール」のどちらか?
クラスは?、そしてヴィンテージは?の3つ。
まぁいつも私がワイン会でお客様に
浴びせている質問なので、これぐらいは
軽くクリアしとかないと。
1本目、
「モレ・サン・ドニ 2002 デュジャック」
(今日はデジカメ忘れたので携帯カメラで薄暗いです・・)
「モレ」は全員が当たるも、まさか「デュジャック」とは。
1本目からこんないいワインが出ちゃうのぉ。
2本目
「シャンボールM 1er 1999 ジョセフ・ドルーアン」
これ私が持参したワイン、当てました。
って、威張れるレベルじゃないですが・・
でもこのワイン、みんなには好評でしたね。
そして3本目
ちなみに私の答えは「モレでプルミエの熟成したもの
1996年あたりかなぁ」
他の人は「シャンボール」が多くて「02年」とか
もしくはもうちょっと若いというのが多かったけど
ここで出ました本日のダミー。
しかもそんじょそこらのダミーじゃないですよ。
いわゆる「ドイツのピノ・ノワール」です。
ガビ~ン!ショック!
ドイツのピノとは、しかも「リンゲンフェルダー家」は
私も取引のあるインポーターさんのもので
いつも試飲会に出ていました。
もちろん過去に飲んだことはあると思うのですが
完全にやられてしまいました。
一同、口も心の中もアングリーです。
担当は「さいたまのロバート・パーカー」『K君』でした。
K君に微笑されながら「ヴィンテージ当たってますね」と
言われるも、ちっともうれしくない。
これはどこかで私がこのワインを使うしかないと
心に誓うのでありました。
3本目で早くもリズムを失ったためかその後がメタボロ。
も「モレ」と間違え
だってもの凄くタンニンたっぷりだったんだもん、グスン(涙)
その次、大好きな「アンヌ・グロ」の
「シャンボールM コンブ・ドルヴォー 1999」を
「まだとっても若いワイン、05年あたり」と
真逆の答え。
さらに、これまた良く飲んでいる造り手
「ルイ・ジャド」の「シャンボールM」も
「モレ」と怒涛の3連敗!
しかし今日は私だけでなく、みんなも
見事にはずしまくってます。
テンション下がるのか思いきや
「楽しいねぇ」を皆様、連発。
どうやらこの業界は「ドM」の人達が多いようです・・
最後はみんなで仲良く
「これはモレのグラン・クリュだろう!」
ということで
「ドメーヌ・カスタニエ」の
「クロ・ド・ラ・ロシュ」でした。
終わり良ければ全て良しということで。
次回は年明けだそうです。
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