本家の「ボジョレー・ヌーボー」より
一足早く、南仏のプドゥさんの「ヌーボー」が
到着しました。
プドゥさんのヌーボーを扱ってもう10年以上が経つ。
このヌーボーも初来日した96年の時に
「来年からヌーボー造りにもチャレンジしてみる」
と、約束していただいて以来ずっと継続している
私にとっても思いいれの深いロングラン・ワインとなっている。
数年前のことだが
プドゥさんが久しぶりに来日されるというので
出かけていくと、大勢のお客様がいた試飲会会場で
私の顔を見つけると、近寄ってこられて
「お~!お前の顔は覚えている、
確かお前の町にも行ってワイン会をしたんだよなぁ!」
と言っていただいたのです。
(もちろん、通訳さんを通してですが・・・)
そんなことをふと思い出しながら抜栓。
濃い色調に加えて、濃厚なベリー系の香りが広がる。
味わいはさらに素晴らしく、上質な酸味とタンニン、
果実味もたっぷりで濃厚だ。
メルロ種とシラー種の出来が非常によかったことが
感じ取れる。
もちろん「ヌーボー」なので、すぐ楽しむワインなのだが
数年熟成させるだけの価値がある味わいだ。
10数年前、初めてプドゥさんのヌーボーを
扱った時の感動が思い出しました。
期待通りの、いや期待以上の「2009年」に
なりそうです。
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