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隔世の感

いつもワイン会など諸々、お世話になっている
S先生から一冊のワイン本をいただいた。

「これを読んでワインを一から勉強せい!」

という意味で、いただいたのかと思ったら

「これに掲載されているワインが飲んでみたい」

とのこと。

ワイン本なんて今や数え切れないほど出版されていますが

通常のワイン本というと
「ラベルの書かれていることの説明とか
「生産地」の特徴とか
広く浅く書かれていいるのが
多いと思うのですが

この本はズバリ

「生産者」に限定した本であること。

初めてワインを知るという方には
理解するのはちょっと難しいとは
思いますが

「ワインは造り手だぁ!!」

と知ってくると、この本は面白いかもしれない。

ペラペラと最後まで読んでいくと

巻末のところに、驚くべき項目が。

「ボルドーの醸造家」とか
「ブルゴーニュの醸造家」、そして
「イタリアやアメリカ、その他の醸造家」にはじまり

栽培学者やジャーナリストまでが列挙されているのだ。

これはいったい、誰を対象に書かれた本なのだろう?

著者は「斉藤研一氏」。
そう「神の雫」でコラムを書かれている
「DRCサイトウ氏」なのだ。

どうやらワイン愛好家だけでなく
「ソムリエ試験」を受ける方の対策も
兼ねているようだ。

こういったことは、私にとって
この20年の経験で知ったことであるが

今の試験を受ける方は
すでにこれくらいの知識がないと
受からないのだろうか?

「今じゃ、とっても無理だぁ・・・」

いやいや、やっぱり
「1から勉強しなおせぃ!」
というつもりで頂いたのかも
しれませんね。

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