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大ブラインド・テースティング②

開始4時間前からホテルにグラスとワインの搬入。
ひとり3個として180個をもくもくと並べた後、
ワイン開けて並べ、解答用紙も並べる。
あっという間に1時間がたっていた。

私の余興は「プロのマジシャン」の後。

さすが「プロ」だなぁ。
マジックの質の高さよりも、話術の上手さに
ただただ感心。
ほぼ全員の方が、その話芸にひきこまれて
爆笑している。
(楽屋でスタンバイしている私に凄い
プレッシャーがかかってしまった。)

マジックの後、私の出番。

「テースティング方法」として
「スワリング」でグラスをくるくる回し

「いつも余計に回しておりま~す!」

といっても無反応。
やはりプロのトークにゃかないません。

その後、正しい「スパークリングワイン」の
開け方を実演した後、
いよいよゲーム開始。

「A」と「B」の二つのワインの
「国名」と「値段はどっちが高い」という
3問に加えて。遊びで

「サービス問題をひとつ加えましたよ!
今、飲んでいるスペイン産スパークリング
ワインのことを何と言うでしょう?四択ですよぉ!」

1 カバ 2 サイ 3 ゾウ 4 キリン

この問題がなんとビックリする結果が。

ワインを初めての人にも少し勉強になるように
ブラインドに選んだワインは
「ピノ・ノワール」と「カベルネ・ソーヴィニヨン」という
2大品種を使う。

正解者が多過ぎるのも問題なので
「ニュージーランド」と「チリ」ワインを使う。

どのくらい正解者がいるのかなぁと思ったら
なんと

「ひとりもいない・・・・」

「国当て」は難しくしたので仕方はないが
ウケ狙いだった
「スペイン産スパークリング」に
「キリン」とか「サイ」と書いている人が
凄く多くて、ホント驚いたなぁ。

正解発表するとき
「C、A、V、A と書いてカバというんです」と
言ったら
「え!~~~~~!」と大反響。

結局、「3問」当てた方がちょうど3人いっらしゃった
のでうまくいきましたが、この結果は想定外。
3人の中のひとりは、「国当て」「値段当て」も
見事にズバリ的中しているのに「カバ」の
ところがなぜか「キリン」・・・
私のワイン会では通用しない世界が
ここにはありました。

帰り際、国会議員の「K先生」が
「僕は日チリ友好大使なんでチリワインは
飲みなれるからすぐわかったよ」と
声をかけていただいた。

なんか、凄く楽しかったなぁ。

当初は、ほとんどの方が車でいらっしゃるので
ホテルのスタッフの方も半分の方ぐらいしか
参加しないのでは、
これが一番感激しました。

もしかしたら今日で更新は今年最後になるかも
しれません。

今年はたくさんのワイン会をお手伝いさせて
いただきました。
どれも楽しい思い出ばかりです。
また来年もワインや日本酒を通じて
皆さんと楽しい時間を過ごしたいと思って
おります。
今年も一年、ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。

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