お酒の試飲同様に意味のあることは蔵元さんと話せることですね。
まず酒の試飲をします。
自分の店で取り扱っているのもそうですが、新商品は
必ずチェックします。
興味がわいたお酒があった場合、
その後に蔵元さんとお話をさせていただいてます。
やはり生の造り手の声を聞くと
商品の味だけでは伝わらないものが
見えてきたりするものです。
ある蔵元さんのところで、こんなことがありました。
これから発売される
「ひやおろし」
(その年の冬に仕込んだ酒を、半年寝かせて
秋に発売させるお酒のこと)
を試飲させていただいたことろ
「なんか塩分を感じるような味だなぁ」
なんて思っていて、次のブースへ行こうと思って
いたら
「うちの仕込み水をまず飲んでみてくださいよ」
と言われ飲ませていただいたところ
ごくごくと飲めない感じで、
「なんだろうなぁ・・・」と思っていたら
「おそらく日本でもっとも硬い水で仕込んでいる
はずです」とおっしゃってました。
聞くと「硬度600」なんだそうです。
「したがって出来上がったばかりの酒は
硬い感じの酒になるんですが、熟成させると
魅力的な味わいになるんですよ」
とのこと。
参考までにと出された
「3年古酒」確かに
角がとれて、まろやかな味わいでした。
思わず注文しちゃいました。
蔵元さんの話を聞かなければ間違いなく
素通りしてしまったはずなのに
やはりこれが試飲会の楽しさですかね。
次はワインの試飲会の話です。
では、また。
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