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熟成の魔力

さいたま市のワインバー「M」さんのとことで
新年会をかねてのワイン会に出席。

いつもは「持ち寄りブラインド」なのですが

今回は「新年会」ということなので
ブラインド無しで
各自飲みたいワインを持参です。

まずは「シャンパン一筋」のH美さんの

「ルイ・ロデレール 1986 マグナム」

で乾杯!

「ハチミツ」の香りに酸もまだしっかりとあって
味わいも芳醇で余韻も長い。
この味わいって、熟成からくるのかなぁ・・
ヴィンテージ・シャンパーニュのスケールの
大きさにいきなり驚かされました。

お次は、私の担当で
「ブルゴーニュの白」という指定でしたので

「シャサーニュ・モンラッシェ 1er ラ・ロマネ 2006
  ヴァンサン・ダンセール」

自分の秋のワイン会で使用した時に

「可もなし、不可もなし」という
皆様からの反応だったので
改めてもう一度飲んでみることにしました。

ボディの厚みがしっかりとあって
バランスもいいとかなりの好評価でした。

お次は、インポーターさんの方がいらっしゃって、
自社で取り扱っている
「ルイ・ジャド」の「バレル・セレクト」
(樽から直接つめたもの)した

「ムーラン・ナヴァン」

私もこのワインは昨年のワイン会で使ったのですが
「ボジョレー地区」のワインなので
もちろんガメイなのですが
ガメイとは思えぬ濃厚さ。
「2009年」なので熟成させる価値ありそうです。

残りは、ブルゴーニュ2本とボルドー2本

普通なら、ブルゴーニュ→ボルドーの順で
飲むと思うのですが

彼らはやはり違います。

タンニンの量よりも余韻の長さを重視ということで

ボルドーから飲むことになりました。

まずは、さいたまの「ロバート・パーカー」こと
K君持参の
「サンテミリオン地区」の「シンデレラワイン」のひとつ

「ル・ドーム」の造り手の

「シャトー・ラフォルジュ 2003」

メルロ主体で果実味たっぷりでいて
くどくなく、バランスのとれた味わい。
今、ちょうどいいのかもしれない。
さすがK君、マニアックなもの持ってるなぁ。

そしてもう1本は

「シャトー・ムートン」のセカンド

「プティ・ムートン 2000」

傑出したヴィンテージの「2000年」

「ムートン」だったらとても飲み頃じゃなけど
「プティ・ムートン」は柔らかさが出てて今、美味しい!

セカンド・ワインとは
こうやって楽しむべきだ、
という見本の飲み方かもしれないなぁ。

さぁ、ブルゴーニュです。

最初はM君がもう1本持参した

「ニュイ・サン・ジョルジョ ヴォークラン 1985」

これは意外!
ニュイといえば、「やさしい」という
イメージもあったが、これはとてもタニック。
しかも85年というのを感じさせない若さも感じる。

熟成ワイン大好きなM君だけあって
見事なセレクションでした。

トリはMさん昔、フランスに行ったときに
6本購入した時の最後の1本という

「ロマネ・サン・ヴィヴァン 1989
  ルイ・ラトゥール」

これは凄い!
昨年、プライベート・ワイン会で
同じモノの「2004年」を飲んだが
20年の熟成を経て、官能的な香りと味わいを
放っており、別モノだった。

グラン・クリュの底力を
まざまざと魅せられてしまいました。

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