あわや赤っ恥

先日の「ブラインド忘年会（？）」での
もうひとつのエピソード。
その会場には、もうひと組、数名で
お食事されている方がいらっしゃいました。

私が用意しているシャンパン・グラスや
ブルゴーニュ型のグラスに注いでいるところを見て

「あのシャンパンの泡立ち凄いねぇ～」

「いいグラスでワイン飲んでるなぁ～」

という声がなんとなく、その方面から聞こえて
くるのです。

つい褒められと、すぐに木に登ってしまうタイプの私は

「よろしかったらどうぞ」
シャンパンをサーヴィスしちゃいました。

そしてお話を伺ったら
なんと某ビール・メーカーの営業マンの方々だったのです。

そこで、私、ピ～ン！といいこと思いついちゃいました。

某ビール・メーカーの同じグループ企業になる

「メルシャン　山梨ベリーＡ」を

ブラインドで出しちゃうことに・・・

もちろん必殺のブルゴーニュ・グラスで出したのですが

その中のひとり「ワイン・アドバイザー」の資格をもつという方が

「いいピノ・ノワールの香りですねぇ～」

の、コメントに
心の中でガッツ・ポーズも

「なるほど、なるほど。で、どこの国だと思います？」

「もちろんフランスですよ」

それでは、答えは・・・・

「ゲッ！日本ですか・・しかもメルシャン」

「そうですよぉ、日本でこんないいワインを造っているんですよぉ！
知らなかったですか、アハハハ！」

と、私、得意満面。

その直後、私の笑い声、凍り付いてしまったのです。

「実は私・・メルシャンに勤務しております「Ｏ」と申します」

と、名刺を出されました。

「え～、え～、えっ～～～！！！ビール・メーカーじゃなかったのっ！？」

昔のテレビ番組に
有名料理人が変装して素人の人から
怒られながら料理を教わり
正体を明かして、ビックリさせるという企画があったけど

まさにその状態！

メルシャンの方に
「いや～勉強になりました。ご馳走様でした」

と大人の対応していただいたのですが

ひや汗が、たっぷり出ちゃいました。

気をつけよう、
ブラインドの暴走は・・・