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未熟

「セラーの中のそろそろ飲まないとヤバイ奴
持ち寄って飲みませんか?」

というワイン会の常連様からお誘いをいただいたので
「そんなワインなら、より取り見取り
腐るほどありまっせ!」
と、参加即決。

腐るほどはないにしても、
もう販売する目的もない
ワインもあるので何にしようかと迷っていたら
Iさんから「もう一度、ビオンディ・サンティが飲みたいなぁ」
とのリクエスト。
「えっ!禁断のビオンディ・サンティ!・・・」

「ブルネッロ・モンタルチーノ」の頂点
「ビオンディ・サンティ」の「1981年」。
私がこのワインを購入したのが約15年前。
ワイン会で使った時のお客様の反応が
「???・・・」という感じだったし、
購入したていただいたお客様からは、
「セメダインの香りがしてもういっちゃている感じ」
と、苦情までいただいたので
10数年前に、最後の1本は販売をやめて
セラーの奥にしまっておいたワインなのです。
今回はまったくのプライベートだし、リクエストも
あったことなので、腐っていても恨みっこなしよ。

久しぶりのビオンディ・サンティとのご対面。

いったい今いくらぐらいしているのかな?と
ネットで調べてみたら、(5万円くらいしてた・・)
気になるホームペーシを発見しました。

なんでも「日本一ビオンディ・サンティを飲んでいる」と
自称される方のHPで、その方のコメントによると
「このワインは飲み手に高度なものを要求します。
というのも世界中の高級ワインの中で、このワインだけは
飲み手に媚びるようなわかりやすさが全くありません。
この一家に脈々と受け継がれる信念と自然や伝統への
敬意と愛情が生みだしたドラマであり、これほど美しい
エピソードが奇跡的に恵まれたワインなのに、
それを知らず、それを聞かずに味わうなどは
全く意味のないことだと思ってしまいます」
と、とても熱く語っておられます。

10数年ぶりに味わったビオンディ・サンティは
私に「まだまだ修業が足りん!」
と叱責されているようでした。
長い間、セラーの奥片隅においやっといて
すみまちぇん・・
次はどのワインに懺悔しなきゃかなぁ。

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