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No Title

楽しみにしていた「007」の最新作を観に行った。
日曜の最終上映とあって観客は僅かに7人

ほとんどホームシアター状態。

と、気分のよかったのはここまで。

肝心の映画の内容が個人的には全くいただけない。

これは「007」では無く、ただのバイオレンス映画だ。

アクションが多過ぎて、カメラワークも激し過ぎる。
小津安二郎作品では考えられない動きだ!
(例えが極端過ぎますかね)

「ジェームス・ボンド」といえば
「酒」と「女」に強く、「クール」で「知的」な
「インテリジェンス」であってほしい。

007ファンはおそらく初代「ショーン・コネリー」の
イメージが強いはず。

ショーン・コネリーの全作品は多分、各20回以上は
観ているだろうと思うが

ワインやシャンパン、カクテル、シェリーに至るまで
精通していて

「ロシアより愛をこめて」では
列車の食堂の場面で、見方だと近づいてきた男が
「魚に赤ワイン」を頼んだところで、敵と察知したり
大事な場面で酒がよく登場する。

現ボンド役のダニエル・クレイグの前作では

ボルドー・サンテミリオンのトップ・シャトー

「シャトー・アンジュリス」

お約束の「ボランジェ・グラン・ダネ」

登場したが、なんと今回はそれも無し!!

唯一、出たのがシャンパンを飲んでいる時に

シャンパン・グラスの横に
ボランジェのコルクが置いてあるだけだった。

こんな感じで映っていた。
(これは上級品『RD』だが、映画ではただの
ノン・ヴィンテージものだったと思う)

なんだこれは?・・・・
ボランジェとのタイアップはやめたのかなぁ。

これも不景気のあおりなんだろうか。

おまけに007のもうひとつの楽しみの
「秘密兵器」

「ロシアより愛をこめて」での「アタッシュ・ケース」や
「ゴールド・フィンガー」の
「アストンマーチン」の改造などわくわくするような
秘密兵器があったのに
今回はそれも一切なし!

「Q」が亡くなってからは、路線変更で
止めてしまったのだろうか・・・

なんとか次回作では
原点回帰してもらって
いい作品を期待したいです。

不機嫌で帰宅後、深夜にヤケ酒なのは
言うまでもありません。

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