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1勝5敗

昨日のワイン会「ブラインド・テースティング」の成績で
す。
もう少しで、あわや6連敗という悲惨な目にあうとこ
でした。

まずはドクターA氏の持ってこられたシャルドネ。

A先生は、私のワイン会の常連でもあり、
周りのお客様もよくご存知などの

「ニューワールドのシャルドネ・ピノ大好き先生」

今日のワインも「樽香」をプンプン放つ第一印象。
ほんの一瞬、「ムルソー」かとも思ったが
口に含むと酸が非常におとなしいので
ニューワールドと確信。
豪州かとも思ったが、ここはまず一発目だし
A医師の得意なジャンルのシャルドネということで

無難に「カリフォルニア」と選択。

すると、なんとビックリ!

「ム、ム、ムルソ~だぁ!!」

冷静に考えればブルゴーニュの03年は
超猛暑で白ワインは過熟してしまい、
収穫を早めても酸味がのらないワインに
なっていたのを、すっかり忘れていた。

しかも今の今までA先生から
「ブルゴーニュワイン」などという
発想は全く頭になかったなぁ。
野球でいえば「隠し球」にあったような気分だ。

2本目は「ピノ・ノワール」だ。

これを持ってこられたドクターN氏は
大のブルゴーニュ好き。

質問はワインのグレード、「格」を当てるそうだ。

「グラン・クリュ」と答えた方はおひとりで、
ほとんどの方は「プルミエ」ろ答えていた。
自分としては「村名クラス」かな?と
思っていたが、ふと自分のワイン会で
「ルワロ」の、ただの「ACブルゴーニュ」を出して
ほとんどの人が「プルミエ」とか答えていたのを
思い出したので「もしや」と思い

「いいつくり手のACブルゴーニュ」と答えたら

これが見事、的中!

皆さんに褒めて頂いたが、テースティング能力とは
別の問題。「経験」とか「読み」の世界での的中。
しかし競馬でいえば根拠なく買った
「3連単」の馬券が当たったようなもんだ!

今日はイケるかな!?と手応えをつかんだのも
つかのま、この後、まるで
「GG佐藤」並みの「エラーの連発だ!」

次ぎのワインもブルゴーニュワイン。
このワインには痛恨のミスをしてしまった。
このワインは、前回からワイン会に参加されている
「ドクターK氏(もちろん野茂英雄のことではない)」が
私の店でワインを3本買っていただいたうちの
1本だったのだ。
  「シャンボール・ミュジニー 05」
  「ヴォーヌ・ロマネ 04 カシュー」
  「ニュイ・サン・ジョルジュ 03 レシュノー」
この3択に対し、カシューを何度か飲んでいたため
  「これじゃないな」と決め付け
消去法で
  「シャンボール」を選択。

答えはなんと「カシューのヴォーヌ・ロマネ」
「あ~。やっちまったなぁ!」

4本目はドクターS氏の「イタリアワイン」。
S先生はこの日のために都内までワインを
買いに行っていただき、帰宅後、朝方まで
このワインのことをネットで調べていたそうだ。

イタリアワイン好きなS先生の好みは
北イタリアよりかは南イタリア系の
パワフルなワインが好みだ。

「イタリアワインの王道を出すから」

と以前から言われていたので
予想としては
「モダン系バローロ」を持ってこられるのでは
と、考えていた。

飲むと「バローロとちゃうわ?何これ?」
濃いけど丸くてエレガント。

「アリアーニコやネロ・ダヴォラの南イタリアじゃ
ないよなぁ、わからないからトスカーナでいいや」

ところがどっこい、絶対無いと読んだ
「タウラージ(アリアーニコ種)」
しかも当たり年の「2000年」
熟成感も見事に出ていて、
このワインを選ばれたS先生に完敗です。

ここから最後2本はボルドーワイン。

最初のボルドーワインはM先生からの出題。

「ずばりシャトー名と年号当てよ」だって。

M先生は今日のワイン会で一番の難所と予想
していた。ワイン歴が長く、ワインの好みも実に
幅広い。全く事前の予想がたたなかったのだ。

はっきりいって17年前に受けた
ソムリエ試験よりもはるかに難しいですよ。

見かねたのかヒントをいただきました。
今まで医師会ワイン会で使ったボルドーワインの
「ダルマイヤック」「カノン」「ローザン・セグラ」の
どれかに関するワインなんだそうだ。

「???????」
いつまで考えても浮かばず降参
すると
「ダルマイヤック」に名前が変わる前のワイン

「バロンヌ・フィリップ 1985」

「M先生、なんでこんなワイン今、持ってるんすかぁ!」
いやぁ、こんなの当てられたたら
完全に「神の雫」の世界だなぁ。

最後は大御所O先生のワイン。
噂では「O先生のワインセラーはオーパス・ワンと
5大シャトーしか入っていない」と聞くだけに
はたして何が登場するのか。

飲めばなるほど納得
「間違いなく5大シャトーの風格」
さて何か
「マルゴー」と答えた方もいましたが
「バロンヌ・フィリップがらみで、ここはムートン!
ラトゥールではない!!」と答えたところ

「ご自分で開けてごらん」と言われ
隠してあったアルミホイルをはがすと
なんと「塔」のデザインが・・・・

「ひぇ~本当にラトゥールだあ!」

ショックだけどなぜかうれしい。
こんなワイン会でラトゥールなんか飲まして
もらっていいんでしょうか?
ハズしたけど全然悔しくありません。

しかしO先生の噂って、本当なのかも・・

ワインは非常においしくて、勉強にもなったけど
精神的に身体によくありませんわ。
また1年後にあるらしい。
来年はミニ・キャンプでもはって臨むかな。

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